表面処理加工

特徴

• FEATURES 01

  酸洗いを自動化することで
  安定した品質を実現

  東陽理化学研究所ではステンレスの酸洗い工程を自動化しています。自動化により常に同じ処理を行うことができ、高品質な製品の安定生産が可能です。このラインでは脱脂から酸洗までを自動で行っており、コストを削減をすると共に、危険物薬品に直接触れずに作業が出来るようになっています。

• FEATURES 02

  溶接の焼け取りをしても
  白くなりにくい！

  焼け取りの酸洗いをすると一般的には光沢が落ちて白い肌となりますが、東陽理化学研究所では処理速度をコントロールすることで、光沢を残したまま酸洗いをすることが出来ます。しっかりと溶接の焼け取りをしても、美観を損なうことがありません。

  注：溶接の焼け具合や、素材の状態により外観は変わります。試作等で見極めをお願いいたします

• FEATURES 03

  絞り、プレス、溶接など
  前工程もまとめて発注可

  酸洗いの前工程となる、絞り、プレス、溶接などもまとめてご発注いただけます。もちろん、材料の手配もお任せ！数多くの加工品を手掛けてきた東陽理化学研究所なら、お客様のニーズに合わせた工程設計が可能です。

• FEATURES 04

  品質を数値で管理

  酸洗いの品質管理は長らく、作業者の感覚で行われてきました。焼けが落ちなくなったら処理時間を長くする、それでもダメなら液を濃くする・・・といった形です。東陽理化学研究所はそういった作業者のカン・コツで行われていたことを数値管理しています。数値管理することで、常に安定した品質を実現しました。また不具合時にも素材、溶接、加工、酸洗いとった多くの要素から原因を見つけやすくなっています。

• FEATURES 05

  環境や健康に配慮したラインづくり

  ステンレスの酸洗いに使用されるフッ酸（フッ化水素酸）の蒸気は、作業者が吸い込むと健康被害の恐れがあります。東陽理化学研究所では、作業者は基本的に酸洗いのライン内に立ち入ることはありません。これにより有害な液に触れることなく作業することが出来、健康リスクを抑えているのです。東陽理化学研究所の酸洗いラインには専用のスクラバーが設置されています。専用のスクラバーを使用することで、酸洗いに使われるフッ酸（フッ化水素酸）蒸気を無害化して廃棄することが可能です。 東陽理化学研究所では排水処理場も定期的に更新しており、持続可能な表面処理ラインを実現しています。

酸洗

硝酸・フッ酸混合溶液に浸漬し、ステンレス表面を溶解。表面の汚れ、酸化皮膜、溶接スケールを完全に落としクリーンな表面にします。

特徴

酸洗では電解研磨とは逆に、光沢が落ちて白い肌となります。表面が完全にクリーンになるとともに新たに自然酸化皮膜が形成され、耐食性が素地より上昇します。反射防止、表面粗さ上昇などの機能的な特性改善にもご利用いただけます。

用途例

ステンレス器物、医療器具、装飾品、建築用ステンレス部品、浄水機部品、溶接部の焼け（スケール）、焼鈍品の酸化スケール除去、食品向けステンレス容器・部品、医療用ステンレス容器・部品、配管部品など

自動酸洗ライン

対応可能サイズ　730×730×730(製品形状によりサイズは要相談)
対応可能素材　SUS304 SUS316L SUS430 SUS444 SUS436L